麻雀は他のゲームと違い多少ルールが複雑です。その分ある程度ペナルティーも厳格にしておかないと、公平・公正にゲームを進めることができません。ルール違反を犯してしまった場合、そのルール違反の重さによって、「罰符」「あがり放棄」「供託」の3つのうちいづれかのペナルティーが課せられることになります。

では、ルール違反をしなければ何をしてもいいかというと、もちろんそういう訳ではありません。物事には厳格に決められたルール以外にも誰もが平等に麻雀を楽しむためにマナーというものが存在します。麻雀はそのゲーム性ゆえに他のゲームと比べるとマナーも多いです。麻雀は不特定多数のプレイヤーとゲームを楽しむものです。知らず知らずマナー違反して恥をかかないようにルールと一緒にマナーもきちんと覚えておくようにしましょう。

麻雀マナー全集-もくじ

卓に入る前から配牌を終えるまでのマナー

では半荘の開始から終了まで、おおまかな流れに沿って麻雀のマナーを紹介していきます。まずは、卓に入る前から配牌を終えるまでのマナーを見ていきましょう。

点数計算ができるか否か

麻雀の点数計算は自分自身きっちりとできる必要があります。ですが中には点数計算ができな方もおられると思います。そのような場合は卓に付く前に「点数計算ができませんが、よろしいでしょうか?」と事前に伝えるようにしましょう。

礼に始まり、礼に終わる

麻雀に限らず、物事は礼に始まり、例に終わります。対局の面子が揃ったら「よろしくお願いします。」対局が終わったら「ありがとうございました。」ときっちりお礼を言うようにしましょう。

壁牌を少し前に出し、かつ右側をさらに前に出す(角度をつける)

ネット麻雀世代には全く分からないことかもしれませんが、壁牌が積み終わったら、もしくは全自動卓で壁牌が出そろったら、壁牌を少し前に出しさらに右側の牌を少し前に出して角度をつけるのがリアル麻雀のマナーです。理由は大きく二つ。

まずは、壁牌を前に出すことで対面のプレイヤーが牌をツモりやすくしてあげる意味合いがあります。麻雀卓は意外に大きく小柄なプレイヤーだと対面の牌山からツモるのは一苦労です。無理に腕を伸ばすと牌山や手牌を崩してしまう可能性があるので、壁牌は取りやすいように少し前に出してあげるのがマナーとなります。

もう一つの理由としては壁牌に少し角度をつけることにより壁牌の死角をなくす意味合いがあります。上家が下家の前の壁牌をツモる時、角度をつけていないと端にある牌、特に下段の牌は非常に見づらく、ツモ牌を飛ばしてしまう可能性があります。壁牌に角度をつけてあげることで死角がなくなりツモ牌を飛ばしてしまうリスクを減らすことができます。

他人の壁牌(牌山)に触らない

他人の牌山には触らないのがマナーです。よくあるのが、王牌が他家の牌山をまたいでしまった場合、他家の牌に触れ無理やり王牌を7トンにする人が見受けられますがこれも当然マナー違反です。

無駄に牌山が伸びてしまう他、他家の河がせまくなったり牌山を動かすことで牌を倒してしまうリスクも増加します。最悪イカサマを疑われる可能性も・・・不要な動作はできる限り避けるようにしましょう。

ドラ表示牌をめくる前に嶺上牌をおろす

王牌(ワンパイ)と嶺上牌(リンシャンハイ)

ドラ表示牌は、自身の正面に王牌(のドラ表示牌)が来たプレイヤー開示します。この時必ずドラ表示牌をひっくり返す前に嶺上牌を下におろしてからドラ表示牌を開示するようにしましょう。というのも、嶺上牌はドラ表示牌から近く、ドラ表示牌を開示する際に落としてしまう可能性があるからです。

嶺上牌は他の壁牌の牌と違い、嶺上牌で和了すると嶺上開花の1飜が確定する重要度の高い牌で戦略に大きく影響を及ぼす場合があります。また対局中でも袖が触れて崩れたり、初心者であったらカンをしていないのに嶺上牌をツモったりする場合も考えられますので、必ず1つめの嶺上牌は下におろすようにしましょう。

対局中(配牌から局終了まで)のマナー

ここからは対局中のマナーです。当然と言えば当然ですが、対局中のマナーが最も多く、マナーの中には単なるマナー違反には終わらず、ペナルティー対象になる場合もあるのでしっかりと確認しておきましょう。

摸打は必ず利き手で行う

摸打・・・つまりツモと打牌の一連の動作は利き手で行うようにしましょう。右でツモ・左で打牌またその逆をしてしまうのはマナー違反です。これはイカサマをする際両手を使うことが多いところからきているので、悪気はなくても最悪の場合イカサマを疑われてしまいます。

打牌する前にツモ牌を手牌に入れる

摸打の一連の動作は、ツモった牌を手牌の右端に置き、不要牌を打牌した後に手牌に入れます。ツモった牌を打牌前に手牌に入れてしまうのはマナー違反となります。

初心者の方に比較的多いのですが、いったんツモ牌を手牌に加えないと不要はがわからないなんて方がおられますが、これは打牌忘れで多牌の原因になるほか、和了牌であれば役が分からなくなってしまうので絶対にしないようにしましょう。

捨て牌からすぐに手(指)を離す

案外初心者以外の方にも多い行為が捨て牌から手(指)を離さない行為です。周りをキョロキョロしながら安全牌が確認してから指を離す人がいますが当然マナー違反です。そもそも捨て牌が河に触れた時点で打牌は成立しているので、打牌をなかったことにすることはできません。

摸打(ツモと打牌)をテンポよく行うこともマナーです。無駄な行為で時間をかけないようにしましょう。

捨て牌は一列6枚ずつ並べる

捨て牌は一列に6枚ずつ並べるのがマナーです。4人麻雀の場合、副露がなければ東家・南家は18枚、西家・北家は17枚の捨て牌が河に並び一列6枚の三列構成にすることで、何巡目にどの牌を切っているかすぐにわかるようになります。

また、捨て牌を改行しないと、壁牌にぶつかったり、他家の手牌の邪魔になる可能性があります。

推牌(トイパイ)の実施

推牌は自山が減ってきた際、対面や下家が壁牌から牌を取りやすいように中央前に出してあげる行為の事を言います。配牌時に壁牌を少し角度付けて並べているようなら、減ってきた自山をその角度の延長線中央へ移動させてあげると良いでしょう。

また、推牌(トイパイ)をする際は、牌のすり替えを疑われないように、指1本を使用して自山を移動させるなどして壁牌を覆い隠さないように注意しましょう。

先ヅモ

上家が打牌する前に下家が壁牌にあるツモ牌に触れる行為。他家の副露(ポン・チー・カン)の妨害にもなりますし。盲牌している場合は「この牌いらないから、上家の牌を鳴こう」なんて行為も十分あり得ます。先ヅモは盲牌「している・していな」は関係なく上家が河に牌を捨てる前に下家が壁牌に触れた時点で先ヅモとして扱われます。

また、例え下家が壁牌に触れていなくても、壁牌に向けて腕を伸ばす行為もマナー違反です。これは口に出さずとも上家に対して「早く打牌しろ」と言っているのと同義となる為です。

牌の強打

打牌をする場合、不要な牌だからと言って、卓に叩きつけて打牌する人がいますが当然マナー違反になります。牌に傷が付き次の局からその牌の位置が事前にわかってしまう場合もありますし、強打によって壁牌や王牌を崩してしまう可能性もあります。

またリーチ宣言後に「ツモれ!!」と気合を込めて毎回強打する行為も当然マナー違反です。あがりたい気持ちはわかりますが、丁寧な打牌を心がけましょう。

引きヅモ

引きヅモは、ツモった牌を卓の縁に付ける行為のことを言います。これは特にテンパイ時によくみられるマナー違反です。麻雀卓の大部分は牌が傷つきにくい素材でできていますが、構造上麻雀卓のフチは硬い素材のものが多くなっています。

強打の時と同じですが、引きヅモで縁に牌を付けると牌が傷つく可能性があるので注意しましょう。当然引きヅモの強弱は関係なく、ツモった牌を卓の縁に付ける行為そのものを引きヅモとなりマナー違反とされます。

小手返し

小手返しとは壁牌からツモってきた牌を、手牌の右端にある牌と素早く入れ替える行為。これをすることにより、ツモ切りなのか、手差しなのかわからなくすることができる場合がありますが、摸打の原則は、「不要な牌を打牌した後にツモった牌を手牌に入れる」なので、打牌する前に、ツモ牌を手牌に入れる行為は当然マナー違反となり、イカサマを疑われても仕方がない行為となります。

また、牌と牌が擦れて不必要な音が出てしまう場合が多く、集中力が必要な局面で他家の思考の妨げになる場合もあるので注意しましょう。

長考

その名の通り、自身の番(副露を含む)で次の動作に悩み時間をかける行為の事を言います。場合によっては三味線として疑われることもあります。明確な時間の取り決めはありませんが、遅くても5秒以内には動作を確定させるのが望ましいです。

メンゼンチンイツ等でどうしても、時間が欲しい場合は「長考スミマセン」と一言謝っておくと、周りの気分を害せず対局ができると思います。

発声は大きな声ではっきりと

麻雀には、リーチ・ツモ・ロン・ポン・チー・カン等ゲームを進行していく上で、様々な発声が必要になってきます。発声が無い場合はそれぞれの行為が成立しないのが麻雀のルールでもあります。

ここで問題になるのが小さい(聞こえにくい)発声です。麻雀は4人がプレイヤーであると同時に、審判も兼ねています。厳密にいうと他の3人のうち1人でも発声が聞き取れない場合は、その発声の行為は成立しないことになり、思わぬトラブルの原因になりかねません。マナーとして発声は大きな声でハッキリと行いましょう。もちろん他のプレイヤーに迷惑をかける大きすぎる声もマナー違反なので注意しましょう。

副露は手順通りに

副露の手順は・・・
①発声
②晒す(開示する)
③取牌(ミンカンの場合は取牌の後に王牌にあるリンシャンハイを補充する)
④打牌
となります。ですので②晒す前や③取牌の前に打牌しないようにしましょう。細かい話になってしまいますが、晒された牌によって副露する・副露しないの選択がありそれにより戦況が大きく変わる場合があります。副露する牌が晒される前に打牌してしまうと、下家がすぐに取牌してしまい晒された牌を確認してからの副露ができなくなってしまう可能性があります。

副露は必ず手順通りに正確におこなうようにしましょう。

チーはワンテンポ遅く発声するのがマナー

優先される発声(行為)は
1.ツモ・ロン
2.カン・ポン
3.チー
の順番となります。和了(あがり)が確定している場合は、発声が早い・遅いは関係なく最優先されますが、カンやポンはチーよりも優先されます。その為、チーを宣言する場合はポン(やカン)が無いことの確認の意味も込めて、ワンテンポ遅らせて発声するのがマナーとなります。

ワンテンポ遅らせてチーを発声したにかかわらず、その後にポンが発声された場合、トラブルを未然に防ぐ為、その際は発声優先ということで、ポンよりチーを優先させる取り決めをしている場合もあります。原則、チーよりカン・ポンが優先されるということを覚えておきましょう。

他家の摸打をせかさない

他家の摸打・・・つまりツモや打牌をせかしてはいけません。重要な局面ではどうしても打牌に時間がかかるものです。長考もマナー違反ですが、それをせかすのもマナー違反ということです。互いが互いの事を気遣う。マナーの本質ですね。特に相手が麻雀に慣れていないようであれば、より配慮してあげるようにしましょう。

和了や副露をするそぶりを見せ間を作った結果、結局なにもしない行為。「ポンしようかな・・・・・・やっぱりやめた。」みたいな状況のことですね。これも立派なマナー違反となります。

また、腰をしてしまったら、腰をした牌やその周辺の牌では出あがりしない(ロンしない)のが追加マナーとなります。腰はマナー違反とはせず、ルール違反として供託などのペナルティーを課しているグループもあります。

見せ牌

手牌や壁牌の一部を倒すなどして見せてしまう行為。当然晒してはいけない牌を晒してしまう訳ですからマナー違反です。見せ牌をしてしまったら、晒してしまった牌、厳しいところでは、その種の牌で出あがりしないことがマナーになってきます。

また、見せ牌は戦略に大きく影響するため、グループによっては、供託や上がり放棄等のペナルティーが課せられる場合があります。袖の大きな服を着ている場合は対局前に腕まくりをするなどして見せ牌しないよう注意しましょう。

不聴の時以外は牌を伏せない

時々リーチを宣言したり、テンパイ状態になると牌を伏せて上がり牌を待つ人がいますが、これはマナー違反です。長考や腰の原因にもなりますし、他家にテンパイを知らせること以外に全く意味のない行為なのでやめましょう。

三味線

三味線とは独り言や不要な動作によって他のプレイヤーを惑わしたり、誘導したりする行為の事を指します。例えばリーチをした時に自身の手役に対して「安いなぁ~・・・・」など独り言をいうと他のプレイヤーはどう思うでしょうか?点数が低いなら危険牌を切って勝負!!なんて考える人も出てくるはず。このような行為を口三味線を弾くと言います。

この時、実際に手役が高い、安いは問題ではありません。惑わしたり、誘導したりする行為自体がマナー違反です。

他にも待ち牌と全く関係ない牌で悩む(ふり)をする行為などを手三味線と言ったりもします。例えばソウズのメンチンやメンホンの染手で全く関係のないピンズで悩んでツモ切りしたとします。すると、他家は、「ん?ピンズ待ち?」と予想させてしまう可能性がありこれもマナー違反にあたります。

打ちスジの批判

他のプレイヤーが最も嫌悪するマナー違反の一つがこの打ちスジの批判です。人それぞれ体格や性格、個性が違うように麻雀の打ちスジも人それぞれ違います。喰い仕掛けが好きな人、ダマテンが好きな人、とにかく即リーの人・・・・このようにいろいろな打ちスジのプレイヤーがいて麻雀は面白いものになります。トラブルの原因になるので、マナーやルール違反に抵触しないような、他家の打ちスジ(打ち方)を批判するのはやめましょう。

各局終了時のマナー

ここからは、和了や点数申告等に関係するマナーを紹介していきます。

ツモあがりの時、和了牌を手牌に入れない

これは、マナーというよりルールに近いです。麻雀のツモあがりは和了牌によって点数が変わってきます。和了牌を手牌に入れてしまうと、どの牌で和了したかわからなくなってしまい、結果的に点数がわからなくなってしまいます。

「自分は和了牌を覚えているから大丈夫!!」ではなく、他のプレイヤーがどの牌で和了したかを確認できる必要があるので、ツモあがりの場合は、和了牌を手牌の少し右側の離した位置に開示して置き、手配の13枚を倒牌するようにしましょう。

他家の和了や放銃を咎めない

自身の手は、跳満や倍満もしくはそれ以上、このとき他家が1000点で和了、もしくは1000点の手に放銃・・・・気持ちはわかりますが、ルール違反をしていない他家の行為を非難することはマナー違反です。絶対にやめましょう。

アガラス

順位の入れ替えが望めず、最下位が確定している状態で和了する(あがる)ことを指します。アガラスはトップ争いに水を差す行為としてマナー違反とされる場合があります。

点数申告自のマナー1

麻雀は自分自身で点数を申告するのがマナーとなります。点数計算ができない、もしくは極端に遅い場合は卓に付く前に同席するメンバーにその旨を事前に伝えて点数計算をお願いするようにしましょう。

また、申告制である為、例え点数が間違っていても他のプレイヤーがそれを指摘しない場合は間違った点数でそのままゲームが続行されることになります。点数を多く間違った場合は間違いを指摘され、少ない場合はそのままスルーなんてこともあるので、点数計算は慎重におこなうようにしましょう。

点数申告時のマナー2

子がツモあがりをした場合は必ず子の手数⇒親の点数の順に申告するようにしましょう。300/500 500/1000 1000/2000等。親の点数を申告してしまうと、30符2飜の場合1000/500・・・言葉にすると「セン・ゴヒャク」となり1000・500なのか1500なのかわかり辛くなってしまう為です。

また、原則として和了時の役は言わないのがマーナーです。点数だけを申告するようにしましょう。

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点棒は丁寧に渡す

自分の点数が減るのは悔しいですが、点棒を支払うときは投げたり卓に滑らせたりせずに点数を確認して、丁寧に相手の前にそっと点棒を置くようにしましょう。

点棒の移動は最小限に。なおかつ1000点棒は最低1本は手元に残すこと

例えば3900点を振り込んだ場合は、千点棒×3本と百点棒×9本の計12本渡すのではなく、5000点棒で支払って1100点のおつりを受け取るようにします。このほうが、点棒の移動が少なく済み授受の間違いが少なくて済みます。

また、リーチ用に必ず1000点棒を残すようにします。リーチを宣言するタイミングで両替をお願いするの行為は、他家の思考を止める原因になる他、他家の長考を誘発する原因にもなります。やむを得ない場合は、局と局の間に両替をお願いするようにしましょう。

倒牌の前には理牌(リーパイ)をしましょう

テンパイで流局した場合や和了した場合は、自身の手牌を公開、つまり倒牌する必要があります。この時、自分の手役を他家にわかりやすくするために必ず倒牌する前に理牌(役が分かりやすいように牌を順番に並び替えること)するようにするのがマナーです。

ネット麻雀特有のマナー

ネット麻雀が爆発的に普及した昨今、リアル麻雀よりもネット麻雀で対局を楽しむ人が圧倒的に増えています。ネット環境さえあれば、いつでもどこでも対局ができるので当然と言えば当然でしょう。

ただし、実際に顔を合わせることのないネット麻雀ではマナー違反をするプレイヤーが多くなっているのが実状です。また、そもそもネット麻雀しかしたことのない方であれば、マナー違反を指摘される機会が極端に少ないので、マナー違反をしていることすら気づいていない場合もあります。

顔を合わせないネット麻雀だからこそ、みんなが楽しめるようにマナーは守りたいものです。

途中退場(回線切り)

ネット麻雀で最もマナーが悪いのがこの途中退場(回線切り)です。「他家に和了されたので途中退場」「逆転の見込みがないので途中退場」「他家の打ちスジが気に入らないので途中退場」・・・理由は様々ですが、ネット麻雀で最も悪いマナーの一つがこの途中退場です。途中退場するくらいなら最初からゲームに参加しないようにしましょう。

これは、特に低レート(ゲームを始めて間もないプレイヤーや麻雀初心者)プレイヤーに多いので上級卓になればなるほど、途中退場は減る傾向にあります。真剣にネット麻雀を楽しみたいのであれば、早く上級卓で打てるように「脱・下手くそ麻雀」を目指しましょう。

※やむを得ない事情でどうしても途中退席が必要な場合は「自動ツモ切り」のコマンドにチェックを入れて、チャット機能等があるようなら、他のプレイヤーに一言お詫びをした後卓を退席するようにしましょう。

PCやスマートフォンのスペック・回線速度の確認

ネット麻雀をするのであれば、スマートフォンやPCのスペックやその処理速度もある程度重要になってきます。これをチェックしておくのもマナーです。本人にその気が無くてもPCのスペックや処理速度が低いと、回線落ちで途中退場扱いとなってしまい結果として他のプレイヤーに迷惑をかけてしまいます。

最近ではほとんど無くなりましたが、ひと昔前では回線落ちしても途中退場扱いにならず、永遠にゴーストが消えず制限時間を使い切るまでツモ牌を切らないPCゲームやスマホアプリ等もありかなり問題になりました。

PCやスマートフォンのスペック・処理速度が重要といっても、最新機器を買いそろえる必要は一切ありません。基本的にはゲーム運営側も低スペック機器でのプレイも想定しているので、よっぽど古い端末等を使用しない限り問題なく動作するようにゲームが開発されています。それでも処理落ちするようなら、PCやスマートフォン、インターネット回線の再検討が必要かもしれません。

タメツモ・タメロン

制限時間ギリギリまで粘って(ツモやロンで)和了する行為。ネット麻雀では、対局中の全ての行為に制限時間が設けられているのが一般的です。基本的にテンポよく対局を進めていくのが麻雀のマナーです。これはリアル麻雀でも同じです。

当然、副露(ポン・チー・カン)を宣言するときも同じです。副露するのであればテンポよくコマンドを選択するようにして、無駄な時間をかけないようにしましょう。

まとめ

ここでは、代表的な麻雀のマナーを紹介させていただきましたが、基本的にはゲームと関係のない行為で他家を不快に思わす行為はマナー違反となるので注意しましょう。「そんなの言われなくても当たり前!!」と思うものから「えっ??それマナー違反なの??」と思うものもたくさん出てきたと思います。一度に全てを覚えるのは難しいので少しずつマスターしていきましょう。

また、マナーを他プレイヤーに強要するのもマナー違反なので注意しましょう。マナーは自分自身が楽しむものではなく、他のプレイヤーに気持ちよくゲームを楽しんでもらうものと覚えておきましょう。