2翻では1翻の役ではなかった刻子系の役、対々和(トイトイホー)・三暗刻(サンアンコウ)や槓子系の役である三槓子(サンカンツ)が登場します。では早速見ていきましょう。

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【2飜の役】もくじ

七対子(チートイツ)

手牌の例
待ち牌 飜数と食い下がり
メンゼン2飜
食い下がり×
解説とワンポイントアドバイス
国士無双と同様に基本の和了の形、4面子1雀頭に当てはまらない例外的な役。その名の通り7種類の対子のみで構成された2翻の役となります。この役は必ず7種類の対子を要するため、順子系の役である一盃口や二盃口とは重複しません。同じ理由から同じ牌を4枚使用した対子では対子の種類が減ってしまうので不成立となります。

実践では、ドラが乗る場合は必ず2枚以上が確定されています。また七対子の役作りはその期待値から他家の打牌にこちらも合わせて打牌していく形が基本になるので、他家の危険牌を避けながら和了に向かうことができる柔軟性の高い役と言えます。

混全帯么九(チャンタ/ホンチャンタイヤオチュウ)

手牌の例
待ち牌 飜数と食い下がり
メンゼン2飜
食い下がり1飜
解説とワンポイントアドバイス
4面子1雀頭の全てに么九牌(ヤオチューハイ)が組み込まれることで成立する2飜の役。食い下がりは1飜。

タンヤオは一九字牌を使用しない、つまり中張牌(チュンチャンパイ)のみを使用して作る1飜の役でしたので、チャンタはタンヤオと正反対役と言えます。ただ、タンヤオと比べると使用できる牌が限られるので難易度はかなり高目です。

順子として使えるのは「123」と「789」のみとなり面子構成に活躍する「456」を面子に組み込むことができません。

ちなみにチャンタを確定させようとすると必然的にカンチャン・ペンチャン・単騎・シャンポン待ちにする必要があります。リャンメンに構えて19牌が引けないとピンフしかつかない可能性がある他、最悪リーチをしていなければ役無しで和了できない可能性があります。

また、チャンタに似た役として「チャンタ+字牌を使用しない=純全帯么九(ジュンチャン)」そして「チャンタ+七対子OR対々和=混老頭(ホンロウトウ)」がありますが、これらはチャンタの上位役となるため役は複合しません。複合した場合は点数の高い方の役だけを使用することになります。

混老頭(ホンロウ/ホンロウトウ)

手牌の例
待ち牌 飜数と食い下がり
メンゼン2飜
食い下がり2飜
解説とワンポイントアドバイス
チャンタは順子を含む4面子1雀頭の全てに么九牌(ヤオチューハイ)が組み込まれることで成立する2飜の役でしたが、混老頭は全ての面子・雀頭を一九字牌のみで構成された2飜の役となります。

一と九と字牌しか使用できないので必然的に七対子刻子系の役となり混老頭が成立しているということは最低でも4飜以上が確定していることになります。

ちなみに牌姿の例は混老頭+トイトイの4翻ですが、仮に副露せずにツモあがりすれば四暗刻(役満)、ロンでも三暗刻となり、数牌を使用せずに字牌のみで和了すると字一色(役満)逆に19牌のみで和了すると清老頭(役満)となります。

一気通貫(イッツウ/イッキツウカン)

手牌の例
待ち牌 飜数と食い下がり
メンゼン2飜
食い下がり1飜
解説とワンポイントアドバイス
同種の数牌「123」「456」「789」の面子を完成させると確定する2飜の役となり、食い下がりは1飜となります。例を見ていただければ分かる通り全4面子のうち3面子が同種の数牌となるので、清一色やホンイツと複合しやすい牌姿となっています。逆に清一色で和了した場合、「よく見たら一気通貫もついていた」なんてこともあったりします。

1から9までの数牌を全て使用する役なのでタンヤオとは複合しません。また一気通貫を確定させようとすると、待ちがカンチャン・ペンチャンになりやすくなる役とも言えます。

三色同順(サンシキ/サンショク/サンショクドウジュン)

手牌の例
待ち牌 飜数と食い下がり
メンゼン2飜
食い下がり1飜
解説とワンポイントアドバイス
ワンズ・ピンズ・ソウズそれぞれの数牌で同じ数字の順子を完成させると確定する2飜の役となり、食い下がりは1飜となります。タンヤオやピンフと複合しやすく一昔前は麻雀役の花形として、少し手を遅らせてでもサンシキに向かおうとするプレイヤーも多くいました。

現代麻雀はスピード麻雀と言われ無理にサンシキに向かおうとする傾向も少なくなってきましたが、今でも人気のある役の一つです。似たような名前の役で三色同刻(サンショクドーコー)がありますがこちらは、サンシキとくらべはるかに出現率が低く実践でお目にかかることはほとんどない役となります。

三色同刻(サンショクドーコー)

手牌の例
待ち牌 飜数と食い下がり
メンゼン2飜
食い下がり2飜
解説とワンポイントアドバイス
サンシキと同じ2飜の役。条件は3種類の数牌(ワンズ・ピンズ・ソウズ)で同じ数の刻子を作ること。刻子系の役になるので、食い下がりはせず鳴いても2飜のままとなります。

サンシキと同じ2飜の役となりますが、面子が同じ数牌の刻子3種ということで、出現頻度が極端に低くそのくせ確定させても2飜というむくわれない役となります。

配牌+自摸での面子構成は限りなく無理なので副露(ポン)で狙っていく役となるため、別名を「三食同ポン」とも言われたりします。仮に門前で役を確定させることができれば、三暗刻や四暗刻・混老頭との複合の可能性も見え、爆発力が期待できる役でもありますが、実践でお目にかかることはほぼ無いでしょう。

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対々和(トイトイ/トイトイホー)

手牌の例
待ち牌 飜数と食い下がり
メンゼン2飜
食い下がり2飜
解説とワンポイントアドバイス
基本和了の形である4面子1雀頭の4面子全てを刻子にすると確定する2翻の役で、刻子系の役となるので、食い下がりはせずに鳴いても2翻のままとなります。基本的に(ポン)鳴いて役を作ることになり、対子になっている牌の打牌があればポンをするだけなので、初心者にはとても分かりやすい役となっています。ただし、鳴けば鳴くほど捨てる牌の選択肢が狭くなるので、防御力の低い役の一つにもなっています。

ちなみに、メンゼンでトイトイで和了できると、最低でもトイトイ+三暗刻で4翻以上が確定します。稀なケースですが【メンゼン+トイトイ+ツモ=四暗刻(役万)】となります。

三暗刻(サンアンコ)

手牌の例
待ち牌 飜数と食い下がり
メンゼン2飜
食い下がり2飜
解説とワンポイントアドバイス
手牌に暗刻が3つあると成立する2翻の役。食い下がりはしないので、4つ目の面子を副露していても2翻のままです。2翻の役ではありますが、3つの暗刻を揃える必要があるため出現頻度が低く、仮に3つの暗刻が早めに確定したら、4つ目の暗刻を揃えて四暗刻(役満)を狙いにいくケースが多くなります。また、トイトイと複合しやすい役でもあります。

ちなみに、暗槓であれば暗刻の代用と使用できるため、暗槓子1つ+暗刻子2つでも三暗刻が成立します。つまり同じ2翻の役である三槓子と三暗刻は複合が可能です。ただし、ここで使用できる槓子は暗槓のみ。小明槓や大明槓では三暗刻は成立しないので注意が必要。

また、上の牌姿のように2つの暗刻子+シャンポン待ちの場合、ツモった場合は三暗刻が成立しますが、ロンの場合暗刻子ではなく明刻子となるため、三暗刻は成立しません。リーチをしていなければ役無しでチョンボとなるので注意。シャンポン待ちはつもり三暗刻と覚えておきましょう。

三槓子(サンカンツ)

手牌の例
待ち牌 飜数と食い下がり
メンゼン2飜
食い下がり2飜
解説とワンポイントアドバイス
手牌に槓子が3つあると成立する2翻の役。刻子系(槓子系)の役となるので食い下がりはなく鳴いても2翻となります。三槓子に似た役で三暗刻がありますが、決定的に違うのが副露しても良いという点。三暗刻は鳴いてはいけない暗刻が3つに対して三槓子は鳴いても成立します。(そもそも「カン」なので鳴かないと成立しない役です。)ただし出現率は三暗刻よりも出現率が低く、ほとんど目にする機会が無い役となります。

槓子は全部で3種類ありますが、どのカンでも面子に3つあれば三槓子は成立します。

  1. 暗槓・・・配牌+摸打、自力で集めた槓子。他家の打牌を入れていないので門前は崩れません。
  2. 小明槓(加槓)・・・ポンの後、新たに取得した4枚目を加え槓子にしたもの。
  3. 大明槓・・・すでに刻子がある状態から、他家の打牌を加えて槓子にしたもの。

ちなみに、暗槓は暗刻としても機能するので、目にする機会はまずありませんが、槓子が全て暗槓であれば三暗刻とも重複します。

小三元(しょうさんげん)

手牌の例
待ち牌 飜数と食い下がり
メンゼン2飜
食い下がり2飜
解説とワンポイントアドバイス
の刻子(槓子でも可)2つと三元牌の雀頭が揃うと成立する2翻の役で、食い下がりはしないので、鳴いても2翻のままとなります。小三元自体は2翻の役ですが、必ず2種類以上の役牌が手牌に入るので合計4翻以上が確定している役でもあります。

13枚の手牌の内、三元牌を8枚も使用するためホンイツやトイトイ等とも複合しやすく爆発力があり、また三元牌の刻子が3つできれば役満の大三元になるので、早いタイミングで小三元が成立していたら大三元への移行を狙う場合も多くあります。

食い下がりはしないので、副露しても役は成立しますが、三元牌の刻子が2種晒された時点で他家からはかなり警戒され、残りの三元牌が見えていない場合は切り出されることはまずなくなります。なので、小三元・大三元を作るには副露は一回以内にしておくのが理想的です。

ちなみに、三元牌が2種類晒されているにも関わらず、3種類目の三元牌が切り出され副露された場合、役満の包(パオ)が成立します。これはいわゆる責任払いというもので、明らかに危険と思われる牌を切り出して役満を確定させてしまった者に点数を払わせるというものです。

具体的には、副露によって役満を確定させてしまいツモあがりされると、本来であれば他家が折半で点数を支払うのですが、包が成立していたら、全ての点数を3つ目の三元牌を鳴かせたプレイヤーが支払うことになります。また包者以外のロンで和了した場合は放銃したプレイヤーと包者の折半となります。(当たり前ですが、包者がロンされれば包者が点数の全てを支払います。)

ダブル立直(ダブルリーチ)

手牌の例
待ち牌 飜数と食い下がり
メンゼン2飜
食い下がり×
解説とワンポイントアドバイス
特殊役の1つ。親は配牌時に。子は一巡目の自摸でテンパイ状態になりリーチをかけると、通常1翻のリーチが2翻となります。リーチの特性上メンゼンであることが最低条件、といよりも一巡目でリーチを宣言しないと成立しない役なので、そもそも副露という選択肢はまずありえません。また自身がダブルリーチを宣言する前に他家による副露が入ってしまうと、ダブルリーチではなく通常リーチとなります。

ダブルリーチを宣言後、一巡目以内に他家が途中流局である【四風連打】や【九種九牌】が成立してしまった場合はダブルリーチが入っていても途中流局が優先されます。もちろんこの時のリーチ棒は供託となるので、次局に持ち越されます。

ダブル立直はリーチの上位役となるのでリーチとは複合はしません(3翻にはなりません。)・・・というもののリーチ1翻+ダブル立直1翻=計2翻という考え方もあるようです。

ちなみに、ダブル立直は親の配牌時に、子は第一ツモの時にテンパイでダブル立直となりますが、親の配牌時、もしくは子の第一ツモの時に和了すると親の場合は【天和(テンホー)】、子の場合は【地和(チーホー)】といってどちらも役満となります。