1翻2翻とそれぞれ約10個程の役がありましたが、3翻以降極端に役の数が減ります。3翻はローカル役を除けば、混一色(ホンイツ/ホンイーソー)・二盃口(リャンペーコー)・純全帯么九(ジュンチャン/ジュンチャンタイヤオチュウ)の3種類のみとなります。

【3翻の役】もくじ

混一色(ホンイツ/ホンイーソー)

手牌の例
待ち牌 飜数と食い下がり
メンゼン3飜
食い下がり2翻
解説とワンポイントアドバイス
1種類の数牌と字牌のみで構成された3飜の役。食い下がりは2飜となります。ピンフやトイトイ・七対子・一盃口・三暗刻等様々な役と複合が可能で一撃の火力は高め。またヤオチューハイが手に入っていても役は成立するので、防御力もそれなりに高くそれなりにバランスの取れた役と言えます。

ただし、捨て牌がかなり偏るので役の狙いがバレやすく後半手牌が煮詰まってくるとかなり警戒されます。ちなみに、字牌を使用しないホンイツを清一色(チンイツ/チンイーソー)といって6飜の役となります。さらに、發とソウズの23468(赤い柄が入っていない牌)のみで和了できれば、緑一色(リューイーソー)といって役満となります。

二盃口(リャンペーコー)

手牌の例
待ち牌 飜数と食い下がり
メンゼン3飜
食い下がり×
解説とワンポイントアドバイス
1飜で一盃口について紹介していますが、二盃口はその名の通り手牌に一盃口が二つあることで成立する3飜の役となります。具体的にいうと牌姿の例のように、全く同じ種類、同じ数の順子が2つ×2セットで成立するメンゼン役。メンゼン役であるため副露してしまうと役は消失します。

牌姿の例ですが、で和了できればピンフ+二盃口の4翻ですが、で和了するとピンフ+一盃口の2翻となってしまいます。

上がりの形が七対子と重複しますが、七対子は対子系の役、二盃口は順子系の役と区別されるため、飜数が加算されることはなく、その場合3飜と点数の高い二盃口を採用することになります。

純全帯么九(ジュンチャン/ジュンチャンタイヤオチュウ)

手牌の例
待ち牌 飜数と食い下がり
メンゼン3飜
食い下がり2翻
解説とワンポイントアドバイス
4面子1雀頭の全てに19牌が含まれる必要がある3飜の役。食い下がりは2飜となります。チャンタの上位役となりチャンタのように手牌に字牌を組み込むことができません。面子にかならず19が入っていないと成立しない役なので、使用できる数牌は123789のみとなり、かなり使い勝手の悪い役となります。チャンタの上位役となるため、もちろんチャンタとは複合しません。

鳴きによる手作りもできますが、河に中張牌(チュンチャンパイ)とくに456が切り出されるため、ヤオチューハイを集めていることは容易に想像でき、さらに副露により手牌の一部が晒され他家から和了牌はなかなか切り出されないでしょう。

また、役を確定させようとすると、ペンチャンやカンチャン待ちになることが多くなり、テンパイしてからの和了率も高くありません。